2006年10月01日

イスラム教徒はテロリスト予備軍なのか?

現状、イスラム教徒の傍若無人ぶりを見る限り暴力主義者ではないかと思われます。
個人として優れた信者、経典の内容などは非常に良いと思われますが、全体として見ると残念ながら暴力や恫喝を否定していない危険な組織と思います。
・ローマ法王への一方的な非難
・ドイツのオペラへの公演禁止要求
・フランスでの大学教授への脅迫
・ベルギーでの暴動
これらに対して、要求された側がすべて折れています。
要求を受け入れなければ暴力に訴える事がわかっているからです。
特に、フランスでの教授への脅迫は殺害予告まで出ていて、現在教授は警察によって保護されています。

有名なデンマークでのムハンマド風刺画事件についても、言論で対抗せずに暴力に訴えたのは記憶に新しい。
ローマ法王への非難について、尼僧が射殺される事件が発生してイスラム教徒の仕業ではないかと捜査されている。

具体的なテロ活動ともなると、イスラム教徒が関係していない事件の方が少ない。
・米国WTCへのテロ(911)
・英国ロンドン同時多発テロ
・スペインのマドリード列車爆破事件
・ロシアのベスラン学校人質事件
・バリ島ディスコ爆破事件
・バリ島連続自爆テロ
・フランスの移民暴動
言うまでないが、イラクでは毎日テロが起きている。

さて、これらの暴力主義の基盤としてイスラム教は存在するのか?と考えてみる。
そもそも、イスラム原理主義とは何なのか?

原理というのは、宗教原理つまり存在意義を認識するための理屈だと思う。
「宗教が存在しなければならない」というのが、原理主義ではないだろうか。
日本や欧米では宗教の重要度が低い。
現代社会において宗教が生活に重要な影響を与えないように立法されているからだ。
原理主義者にはこれを受け入れる事が出来ない。
宗教法に乗っ取り政治が行われるべきだと考えているのだろう。

私はそれを容認しない。
過去に宗教による戦争があり、弾圧があり、制裁があった。
その反省の上で、宗教が政治に介入しないように決めたのが近代社会だ。

イスラムの宗教指導者は、現在のイスラムの暴力的行為に対してどう思っているのだろう?
キリスト教カトリック派にはローマ法王という世界的指導者がいる。
イスラムにはそういう世界的指導者がいない。
ムハンマドが最後の預言者である以上、それに匹敵する指導者を出すわけにはいかないのだろうがイスラムの統一した意思を発表する事がないというのはどうなのだろうか?
イスラムは暴力を容認していると看做された時、誰が否定するのだろう?
多くの信者が口をそろえても、一部の過激派が暴力に出れば結局イスラムは暴力的というレッテルから逃れる事は出来ない。

アルカイダはイスラム教徒ではないと言った指導者が何人いる?
イスラム教徒の暴動を反イスラムだと非難した指導者は何人いる?

報道されてないだけかもしれない。
だが、多分にしてそういう話を聞かない。
指導者自身も怖いのかもしれない。
そんな発言をすれば暗殺されるだろう。

だが、それでいいのか?
「イスラムは暴力的で危険な宗教です。みんなイスラムの人を見たら近づかないようにしましょう」
そんな将来を望むのか?

私は願う。
今こそイスラムは過激な原理主義者を糾弾すべきだ。
暴力に訴える信者を糾弾すべきだ。

アルカイダ等に代表される過激な原理主義者の目的は、自爆テロの実行犯を増やす事だ。
決して、彼らは国家や人民のため等には戦わない。自分達の不満をぶつけやすい相手にぶつけているだけだ。
もし、イスラムは過激で危険な存在だと定義されてしまったら、温厚なイスラムも存在を否定されてしまう。
存在を否定されたら、死後の名誉を求めて絶望したイスラム教徒が自爆テロを起こす事が予想される。

将来あるイスラムの若者が絶望し自爆テロを行うのを防げるのは、米軍でもNATOでもなくイスラム指導者だけだ。

現時点で、イスラム指導者は指導していないと思う。
保身なのか自己の利益追求なのかはわからないが、暴力を容認しているように思う。

今後、イスラム指導者がイスラムとしてどのような未来を提示するのか?
しない可能性もある。というか、現在はしていない。
ムハンマドは当時絶望していた人たちに、イスラムに未来という希望を与えた。
そのムハンマドがいない今現在、イスラムの指導者たちは過去の栄光にすがるのではなく、新しい未来を提示すべきではないだろうか。
私はそう思う。

ここまで読んでくれた事に感謝する。
タグ:イスラム
【日記の最新記事】
posted by Reffi at 17:13| Comment(3) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
苺畑さんが利用しているブログのアカウント持ってないので、こちらでコメントさせて頂きます。

トラックバックありがとうございます。

いつも苺畑さんの記事で勉強をさせてもらってます。
これからもがんばってください。
Posted by Reffi at 2006年10月03日 15:14
イスラム教には本質的な問題を抱えており、それが現代に対応できない原因だと私は思っています。

問題とは、ムハンマドをセム語系宗教の最後の預言者であると宣言してしまった事です。

キリストは「神の愛」という思想をユダヤ教に導くことで決定的な改革を行いました。そして15世紀の宗教改革(ルネサンス)で「近代」という環境変化に適応してきたのです。

所が、イムラム教は、新たな預言者を産む出す事を自ら否定してしまいました。これでは現実の生活で支障を来たす為シャリーアで対処しているのですが、解釈で対応できる範囲は知れたもの。

暴力肯定の独善的原理主義はイスラム教の歴史的な本質ですが、これを居り越える最良の手段を禁じてしまった彼等がこれからどうするのか、興味深い所です。この侭では正に文明の衝突しか道は有りませんからね。
Posted by goda at 2007年03月14日 18:21
失礼いたします
Posted by エロ at 2008年01月26日 00:04
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/24718431

この記事へのトラックバック

西洋が過激化する時
Excerpt: よくテロリストとの戦いはイスラム過激派との戦いなどという限定されたものではなく、我々の戦っている敵はイスラムそのものであるという人がいる。ここでもそう考える人々の意見をいくつか紹介してきた。 だが私は..
Weblog: In the Strawberry Field
Tracked: 2006-10-03 11:19